調査研究成果

初年度で「健康経営優良法人ブライトネクスト1000」認定

パナソニック関東設備株式会社の取組み(群馬県、建設業)

社名 パナソニック関東設備株式会社
住所 〒371-0844 群馬県前橋市古市町1丁目50番14号
設立 1968年8月22日
従業員数 約135名
資本金 9,000万円
事業内容 環境エネルギー事業 コールドチェーン関連事業
URL https://panasonic.co.jp/hvac/pkfe/health.html

初年度で「健康経営優良法人ブライトネクスト1000」に認定された取り組み(600~650位/4213社)

パナソニック関東設備は、環境エネルギー事業を通して持続可能な社会への貢献を目指して全ての社員が心身ともに健康で充実した働き方を実現し、更なる成長に向けたチャレンジを推進するために、健康経営に取り組むことにしました。

特に近年の事業の急成長により業務量が多く、ストレスを感じる社員が多くなったことや社員同士のコミュニケーション量が減ってきたことが経営課題と感じ、健康経営を推進することで社員のエンゲージメントを向上させ、自律的に行動する社員を増やしていきたいと考えました。

健康経営プロジェクトのメンバーが社員の健康の現状分析をしたところ、健康診断受診率は100%ですが、健康診断の有所見者率は7割弱と高いにもかかわらず、2次検診者に対するフォローが実施されていないことがわかりました。

まずは、2次検診の受診勧奨を徹底的に実施することやヘルスリテラシーを向上させるための健康イーラーニングの受講を義務づけることで2次検査受診率は73.1%まで一気に向上しました。

また、運動習慣率 (1)が26.6%と低下傾向にあったので、【ウォークラリー】(1カ月の歩数を記録し、社員間で競うイベント)を積極的に周知し、直近では、9割の社員が参加するようになりました。
さらには、禁煙サポートとして禁煙宣言者には禁煙補助剤を支給、オフィス禁煙タイムの設定もしています。

毎朝のラジオ体操

 

風通しのより職場にするために管理職以上にピープルマネジメント研修を実施し、1on1面談を義務付けることで組織変革を図る

管理職に対しては、部下のモチベーションを向上させるためのピープルマネジメント研修を実施し、研修後、1on1面談を義務付けました。

結果、高ストレス率は2.4ポイント減少、ストレスチェックの健康総合リスク(職場の支援)は101点⇒96点に減少、プレゼンティーズム(2) は31.6%⇒27.7%、ワーク・エンゲイジメント(3) は3.39点⇒3.54点、心理的安全性(4) は3.50点⇒3.64点(2024年度比較)と短期間で顕著な組織風土変化があらわれ、社員の方からも風通しのよい職場になりつつあるとの声が聞こえるようになりました。

 

取材者の感想

健康経営プロジェクトのメンバー一人ひとりの方が、健康経営推進することで会社をもっとよくしたい、会社をもっと成長させたいと想いが強く、健康保険組合の健康スコアリングデータや健康アンケートによる現状分析を踏まえ、課題に対して全社員に対して愚直に施策を展開することで短期間で成果をあげたことがとても素晴らしいと感じています。

また、同時にマネジメント層への意識改革、育成を強化されたことも組織変革の大きな要因になっています。
現在、プロジェクトメンバーは、「ブライトネクスト1000」に恥じない取り組みをし続けようという掛け声のもと、会社が女性活躍推進を強化する中で、昨年手がつけられなかった女性の健康を支援しようと女性の方全員にインタビューを実施し、その内容をもとに女性の健康セミナーの企画も進行中です。

まさに、健康経営は経営戦略であり、自律型組織に変革する起爆剤になることを感じました。

キャリア&ライフサポーターズ(株)
代表取締役社長  笹尾佳子
中小企業診断士、健康経営エキスパートアドバイザー、
介護福祉士、キャリアコンサルタント

[1] 1日30分以上の軽く汗をかく運動を週2日、1年以上実施
[2] SPQ東大1項目版
[3] ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度3項目平均
[4] 「私は自分の意見を気兼ねなく自由にいうことができる」(5段階)

※冒頭の写真は「ZEB Ready認証を取得した新社屋」になります

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