定例会の内容を一部ご紹介します
7月の定例会では、健康経営の支援の入り口である健康企業宣言「銀の認定」の取得支援方法について学びました。以下に、講演会の内容の一部を紹介させて頂きます。
健康宣言事業
「健康宣言事業」は、企業全体で健康づくりに取り組むことを宣言し、その取り組みのサポートを「協会けんぽ」や「健保組合等」が行う事業です。事業主と保険者のコラボヘルスを具現化する仕組みとして「健康宣言事業」が始まりました。
それぞれの県で独自に運営されております。各都道府県で事業の呼び名も異なります。東京都の健康宣言事業は「健康企業宣言」と呼ばれております。
「健康企業宣言」の申し込みには、Step1とStep2があります。
初めて申し込む方はStep1から申し込むことになります。Step1をクリアすれば、Step2を申し込むことができます。それぞれのStepで優良企業を認定しています。Step1は「銀の認定」、Step2は「金の認定」と呼んでおります。ちなみに、東京都で健康経営優良法人(中小規模法人部門)を目指す場合は「銀の認定」が必須となります。
出典:健保連東京連合会HPより抜粋
「銀の認定」制度概要
「銀の認定」の制度概要は以下の通りとなります。対象法人は、企業の規模は問いません。認定条件は、宣言後、Step1の取り組みを6ヶ月以上実施し、80点以上を満たす必要があります。
申請書類は、実施結果レポートと取組内容を示す根拠となる資料(エビデンス)を提出する必要があります。申請期限は、協会けんぽ東京支部は毎月20日締切、健保連東京連合会は毎月末日締切となっております。認定期間は1年で、更新制度があります。
参考:健保連東京連合会「健康企業宣言銀の認定研修会」
「銀の認定」の18の質問項目に対する支援のポイントについて(※内容は非公開)
最後に
「銀の認定」の審査結果は、企業側にお願いして拝見させて頂きましょう。自己採点結果と実際の審査結果で点数が下がった箇所の理由などが記載されているので、その理由を検証して次の企業支援に活かしましょう。
江崎 泰将
中小企業診断士
健康経営エキスパートアドバイザー
健康ビジネス研究会・理事